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絵画展に来ていただきました

 聴覚障がい者情報センターでは、絵画展「やさしい花に心を寄せて」を開催中です。

 今日はその出展者である吉川由里子さんがセンターに足を運んでくださいました。ご両親も一緒です。飯田市は長野県の南部にあり、バスや電車、さらにタクシーも乗り継いで、長野県の北部にある当センターまで片道4時間はかかったことと思います。

 

 吉川さんと絵を見ながら、ゆっくりお話をする時間を持つことができました。

 

 ろう学校在学中から絵を描くことが好きで、今も展覧会に毎年、出展しています。80号や100号の大型作品も描いています。一つ仕上げるのに1か月はかかるそうです。

 

 写真の「由里子桜」は、吉川さんが生まれた年にご両親が記念に庭に植えた桜だそうです。吉川さんとともに大きく成長し、見事に満開になった瞬間が絵に描かれています。

 でも、吉川さんは、「悲しい」と言います。その理由を尋ねると…吉川さんのご自宅は、リニア新幹線の新駅の予定地になっていて、立ち退きしなければならず、この「由里子桜」も切り倒される運命にあるそうです。

 一緒に来てくださったお父さんは、「リニア新幹線ができると、陸の孤島と言われていたところも、品川まで45分で行けるようになるんだけどなぁ…」とおっしゃっていたのが印象に残りました。

 

 作者のお話を聞いていると、なにげない絵にもいろいろな思いやドラマがあるんだなぁと感じました。

 

 絵画展は、2月29日(土)まで、聴覚障がい者情報センターで開催中です。お気軽にお越しください。