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情報センター所長の交代について


前 長野県聴覚障がい者情報センター所長   上嶋 太


 令和3年3月31日付で長野県聴覚障がい者情報センター所長を退任いたしました、上嶋太(かみじま ふとし)です。平成29年4月より4年間、県や市協会、聴覚障がい者関係団体、手話や要約筆記通訳者、盲ろう者通訳介助員、北信越をはじめ、全国の情報提供施設職員、県職員や議員の先生、ろう学校の先生方、災害支援で出会ったボランティア、全日本ろうあ連盟理事や職員、そして苦楽を共にしたわが長野県協会職員のみなさんなど、ここには記しきれないたくさんの方々と業務を通じて出会えたのは、幸せなことであり、何事にも代えがたい貴重な経験となりました。

 台風19号被災や新型コロナなどの災害での手話動画発信や災害支援活動、電話リレーサービス通訳事業の実施のほか、人が集まりやすいよう情報センターのロビー改修も行いました。令和2年度は遠隔手話通訳システムの導入、高校での遠隔文字通訳の立ち上げなどを手掛けることができました。

 試行錯誤しながらも、なんとかこれからの新しいセンター像を示すことができたと思いますが、今後は、二宮新所長にバトンを託したいと思います。

 私はろう者として、これからもみなさんと一緒に楽しく過ごしたり活動していきたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。

 本当にありがとうございました。


新 長野県聴覚障がい者情報センター所長  二宮 州子


 このたび、長野県聴覚障がい者情報センター所長に就任しました、二宮州子(にのみや くにこ)です。

 令和3年3月末で、東京都を退職するまでの39年間、福祉保健局に在籍し、10か所の職場を経験してきました。福祉関係業務の経験があるとはいえ、これまでの業務とは全く異なりますので、これから、日々、勉強しながら、邁進していく所存です。長野県の聴覚障がい者が生き生きと生活できるように、前所長をはじめ、長野県聴覚障害者協会、職員のみなさまが、築いてきたセンター事業を受け継いで、聴覚障がい者を支援するための必要な情報を発信するとともに、必要な支援が受けられるように取り組みたいと思います。至らぬ点もあると存じますが、皆様からのご指導、ご鞭撻のほど、よろしくお願いいたします。

 長野県は、スキー等で慣れ親しんだ場所ですが、もっと長野県を探求していきたいと思いますので、皆様、お気軽に話しかけください。皆様とお話しできることを楽しみにしています。